年賀状素材のキング、富士山を大掃除してきました!

年賀状素材のキング、富士山を大掃除してきました!

いよいよ年賀状制作の季節。

新年のあいさつはSNSが主流になりつつありますが、BtoCやBtoBの新年の挨拶はまだまだ紙の年賀状が主流です。

年賀状の名簿作成やデザイン制作に入った企業も多いのではないでしょうか。

今回は、単なる年賀状ではなく『魂を込めた年賀状』とは何かという視点で企画を考えました!

ちょっと思いつくのは、ペーパークラフトや特殊印刷など趣向を凝らした年賀状。

ただ、こういう年賀状はすでに巷に溢れています。

年賀状について思いを巡らせたとき、やはり年賀状と言えば富士山だろうと。

年始の郵便受に投函される年賀状には、文字通り山ほどの富士山画像。

山頂にご来光なんかが差してて、いかにも「THE 縁起物」という雰囲気ムンムンの年賀状が何十枚も届きますよね。

世界遺産 富士山のごみ問題

2013年、富士山が世界遺産に登録されました。

ゴミ問題などを乗り越え、世界遺産登録までの道のり実に21年。素晴らしいですよね! ただ、残念なことに世界遺産に登録されることで登山客が激増、再びゴミ問題が再燃しつつあります。

富士山は、日本一の標高を誇るとともに、そのキャッチフレーズは「信仰の対象と芸術の源泉」。古くは万葉集や竹取物語にも登場する日本人のシンボル。個人的には、横山大観や東山魁夷の富士山が好きですね!

年賀状素材のキングである富士山にも気持ちよく年を越してもらいたい!その気持ちが極限までに高まった時に思いついたのが、

富士山の清掃ボランティアに参加すべし!

でした。

キレイになった富士山を描きたい!
そしてその気持ちを年賀状にしたためて、年始のご挨拶とさせていただきたい!

ということで、前置きが長くなりましたが(笑)、NPO法人 富士山クラブが主催するボランティア清掃に参加してきました!

いざ富士山清掃ボランティアへ!

はまかいじ
11月23日。気温は8度となかなか寒かったですが、天気は快晴!

レトロ感あふれる『はまかいじ』で大月駅まで移動し、そこからは車で富士吉田の道の駅に向かいました。


富士山見えてきました!

いよいよ清掃開始!


今回は弊社代表取締役 橋満と、企画広報室 佐藤の2名で参加。

富士山風景街道の清掃作業ということで、ゴミ拾い、歩道の土砂の除去及び除草作業が中心でした。

開会式では、富士山とその周辺に捨てられるゴミについての説明がありました。

山のゴミというのは、そこにとどまり続けるものもあれば、渓流から海へと流れ出し、マイクロプラスチックとなって海洋汚染の遠因となっていることもあるそうです。

また、ゴミが目立つ場所にあることで、その一帯にさらにゴミが捨てられる「ゴミがゴミを呼ぶ現象」が起きやすいなどの話も聞けて、大変勉強になりました。

活動は12時からスタート。

歩道にはみ出た枯葉や土砂を綺麗にするチームと、トングとゴミ袋を持ってゴミ拾いをするチームの2チームに分かれて作業を開始。

男性陣はスコップを持って歩道に堆積した土くれや枯葉を除去。その土の中にも、アメの包み紙や、発砲スチロール、ペットボトルなどが紛れていました。

特に怖いなと感じたのはタバコの吸い殻。今回清掃させていただいた場所は、道端に松かさが多く、この松かさはキャンプなどで着火剤として使われるほど燃えやすいもの。火のついたタバコなどが投げ捨てられれば、山火事に発展することも容易に考えられます。ゴミのポイ捨ては言語道断ですが、吸い殻のポイ捨ても厳に慎んで欲しいものです。

清掃の様子

清掃が終わったあと、目の前にはズラリと並んだゴミ袋。空き缶、ペットボトル、吸い殻、お菓子の包装紙などなど。ゴミの種類は多岐にわたりましたが、中にはパソコン、大きな金属板などポイ捨てというよりは、山中にあえて捨てられたゴミなどもあり、勉強になりました。

参加賞

富士山クラブから参加賞がもらえます!
受付時に富士山クラブから参加賞をいただきました。
手ぬぐい、マイボトル、ウェットティッシュの3点。
いい汗をかかせてもらったので、個人的には手ぬぐいだけでも嬉しいです。

CSR活動は大企業のものだけではない


みなさんは、CSR活動という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
Corporate Social Responsibility の略称で、早い話が『企業の社会的責任』です。企業が会社の利益だけを追求するのではなくて、企業活動が社会へ与える影響についても責任を持つことを意味します。

CSR活動と聞くと、大規模なものを想像しがちです。例えば、東南アジアでの森林再生プロジェクト、文化財の保護活動などインパクトの強いものが多くあります。

最近よく見かけるのが、オフィス街での清掃活動ですよね。スーツを着たサラリーマンがトングとゴミ袋を持っている姿をよく目にするようになりました。

企業のCSR活動は確実に広がりを見せていると思います。

弊社では、他の企業さんも真似てみよう!と思えるようなユニークなCSR活動を今後も推進していきたいなと考えています。

富士山を使った年賀状案

しっかり汗水たらしてきましたので、2019年の年賀状には富士山をドーンと強気で使わせてもらおうと思っています。

オマケ:富士山麓の松かさが絵ハガキに

弊社では各担当者が絵葉書に一言添えて請求書を送るように心がけています。この度、富士山麓で拾ってきた松かさが、絵葉書の新たなレパートリーとして加わりました!