社内ラジオメンバーが社内から外の電波へ ー緊張と笑顔の舞台裏

RRJのカルチャーを象徴する社内ラジオ「RRJ RADIO」
以前記事でご紹介したこの社内ラジオは、社員から「毎回楽しみにしている」と好評を集めています。

そのRRJ RADIOのメンバー3人がこのたび、RRJグループの会長・橋満克文がパーソナリティを務めるラジオ番組 『Rock’N’ Roll Journey』 に、パーソナリティとして出演しました。

社内放送から一歩踏み出し、プロのラジオ現場へ――。今回は、その出演の舞台裏をお届けします。

RRJ RADIOとRock’N’ Roll Journey

RRJ RADIOとは

RRJでは、コミュニケーションをより豊かにし、社員同士のつながりを深める手段として、社内ラジオ番組「RRJ RADIO」 を運営しています。
番組では、ゲスト社員を招き、仕事の話だけでなく、日常のエピソードや価値観・想いまで掘り下げてトークを展開。社員同士の理解を深める“声のコミュニケーション”の場として、社内で高い支持を得ています。

▼RRJ RADIOについての過去の記事はこちら


RRJ RADIO 始めました!


RRJ RADIO制作秘話 -番組が放送されるまで-

Rock’N’ Roll Journeyとは

『Rock’N’ Roll Journey』 は、LuckyFM(茨城放送)で毎週土曜日23:00から放送中の音楽番組です。月替わりで登場するパーソナリティが、日本のロックンロールや音楽カルチャーを紹介しています。

RRJグループの会長 橋満克文 は、レギュラー・アシスタントパーソナリティとして番組に参加し、音楽と人をつなぐトークを展開しています。

▼番組を聴く(radiko)
https://radiko.jp/#!/ts/IBS/20251004230000

収録当日の様子

RRJ RADIOメンバー3人が挑戦した、Rock’N’ Roll Journeyでのパーソナリティ収録。
緊張とワクワクが入り混じる中スタジオへ。普段の社内放送とはまったく違う、プロのスタジオでの体験――その裏側を3人に聞きました。

スタジオに入った瞬間の印象を教えてください。

Oさん

収録ブースへ入った途端、空気がピンと張り詰めているのを感じました。
喋り出しは声も上ずって、スピードも早くなってしまい、わかりやすく緊張していました(笑)。でも、会長が全ての回に同席してくださり、終始リラックスできる雰囲気を作ってくださったのがとてもありがたかったです。

収録はどんなペースで進んでいったのでしょうか?

Oさん

進行自体はとてもスムーズで、体感としては40〜50分くらいであっという間に終わりました。 ただ、途中で甘噛みしてしまった時に「どうしよう」と迷う瞬間もありましたが、会長やディレクターが「聞き取りにくかったら録り直しましょう」と声をかけてくださって、安心して臨めました。

台本を読んだときの印象や工夫した点は?

Sさん

最初に台本を読んだときは本当にガチガチでした(笑)。そんな時、会長から「聴いてもらうためには、明るく元気に話すことが大事」とアドバイスをいただいたんです。そこからは“楽しそうに話す”ことを意識したら、少しずつ緊張もほぐれていきました。放送を聞き返してみたら、自分の笑い声が思ったより多く入っていてちょっと恥ずかしかったですが(笑)、それも含めて自然体で話せたのかなと思っています。

Yさん

台本の確認はもちろん、過去の放送アーカイブを聞き返して流れを掴んだり、番組で紹介する楽曲を選ぶのにかなり時間をかけました。どの曲が番組の雰囲気に合うかを考えるのが楽しくもあり、悩ましくもありましたね。
収録前に会長が台本の一部を実際に読み上げてくださったのですが、その話し方がとても勉強になりました。抑揚の付け方や間の取り方など、アーカイブで聞くのとは違う“生の迫力”を感じました。

会長とのやりとりで印象に残っていることはありますか?

Sさん

会長が自然に話題を振ってくださったおかげで、普段の会話の延長のように話すことができました。収録は数回に分けて行ったのですが、回を重ねるごとに自分たちからも会話を展開できるようになり、 “ラジオを一緒に作っている”という実感が持てたのがすごく嬉しかったです。

出演メンバーの感想

収録を終えた3人に、社内ラジオとの違いや感じたこと、そして今後への意気込みを聞きました。

編集ありの収録形式ならではの学び

Oさん

普段の社内ラジオとの一番の違いは編集が入ることでした。
生配信ではない分、収録後に整えていただける安心感がある一方で、編集しやすい話し方を意識する必要があるということを学びました。普段の社内ラジオでは多少甘噛みしても笑って流せますが、今回は公共の放送。滑舌やテンポなど、今後の課題がたくさん見えました。 「聞き取りやすさ」をもっと意識して、社内ラジオのクオリティ向上につなげていきたいと思います。

“伝わる話し方”への意識の変化

Oさん

難しかったのは、聞き手の姿が見えないことです。社内だと誰が聞いているか分かりますが、今回はリスナーの顔が見えない。どの程度説明するべきか、どこから話を始めるかの判断に迷いました。説明しすぎると退屈になりそうですし、前提がないと伝わらない――そのバランスを考えるのが印象的な経験でした。

Yさん

社内ラジオは生配信ですが、『Rock’N’Roll Journey』は収録。編集が入る分、思い切って話してみようという気持ちで臨みました。ただ、公共の放送として多くの方が聴くことを考え、言葉遣いや話す内容には配慮しました。

Sさん

『Rock’N’ Roll Journey』は収録形式のため、最初は「編集で何とかなる」という安心感もありましたが、実際は編集しやすい“使える素材”を作ることが重要だと気づきました。放送を聴き返すと、丁寧に編集していただいたおかげでとても聴きやすくなっていて、編集技術のすごさを実感しました。

“楽しく話せる場づくり”への気づき

Sさん

社内ラジオではゲスト社員の話を中心にしますが、今回は自分たち自身が語る立場。自分のことを話すのは新鮮で、少し照れくさかったです。それでも、会長や皆さんの自然なトークに引っ張られ、徐々にリラックスできました。
『Rock’N’Roll Journey』の明るく自由な雰囲気を体感したことで、「RRJ RADIOでも、もっとリラックスしたトークを目指したい」と思うようになりました。

今後のRRJ RADIOにどう生かすか

Yさん

収録前には会長から「明るく元気に話すことが大事」とアドバイスをいただき、実際に会長やディレクターが終始和やかな空気を作ってくださったおかげで、緊張が和らぎました。この“話しやすい雰囲気づくり”こそ、ラジオで最も大切だと実感しました。
社内ラジオでは、ゲストの社員が自分らしく話せるような場を私たちがリードしていきたいです。会長やプロの現場から学んだことを、次のRRJ RADIOに活かしていきます。

ディレクターより

今回、9月放送分・全4回の収録から編集、放送局への納品までを担当させていただきました。
出演メンバーの皆さんが、最初は緊張しながらも次第に楽しんで番組づくりをしていく様子がとても印象的でした。また、メンバーそれぞれの音楽への思いやエピソードを通じて、普段はなかなか聞けないパーソナルな一面を引き出せたことが、この番組ならではの魅力につながったのではないかと感じています。
番組の尺の都合で、残念ながら一部はカットせざるを得ませんでしたが、今後、ラジオクラウドやキクボンなどで少し長いバージョンを公開し、改めてお楽しみいただける機会を設けられたらと考えています。

会長より

私の個人的な仕事に対する考えとして、「言ったことは守る」「一見、意味や価値が分からない事でも継続していれば意味が見えてくる」「数字にはならなくとも、大事な仕事はあり、それを必ず評価する」などがあるのですが、今回はまさに自分たちで自主的にやりたいと始めたことを継続して社内の相互コミュニケーションの貢献に寄与してくれたことをとても嬉しく感じていました。社内ラジオの出番が、僕以外のメンバーの出演が終わり何かしら、評価を目に見える形で残したいと思っていたことと、社内ラジオのメンバーに会社として15年近く取り組んできたラジオ制作の経験をしていただくことにより、社内コミュニケーションののエンゲージメントアップを期待してお願いすることにいたしました。結果、社内のメンバーもラジオ聞いたよなど、コミュニケーションの活性化には貢献できたかなと思っております。人に興味を持てないとラジオは作れませんし、ラジオのパーソナリティ(人間性)という呼称はラジオのパーソナリティのみが名乗ることができる呼称です。その意味などを直接的にもお伝えができたのではないかなと思っております。

まとめ

社内ラジオの経験を生かし、外の舞台で新たな挑戦を果たした3人。3人のメンバーが見せてくれた真剣さと楽しむ姿勢は、「RRJらしさ」を改めて思い出させてくれました。また、会長のサポートのもと、一人ひとりが自分の言葉でリスナーに想いを届けた時間は、RRJ RADIOの新たな可能性を示す貴重な機会となりました。
これからもRRJ RADIOは、音声を通じて「人を知り、人をつなぐ」カルチャーとして成長を続けていくことでしょう。そして、RRJ Group Journalでは、その歩みや変化をこれからも皆さんにお届けしていきます。どうぞお楽しみに!