農業プロジェクト「田植え」|兼業農家として働くメンバーを支える取り組み

RRJでは2025年秋、業務活動の一環として「お米の収穫体験」を実施し、社内メンバーが農業を実際に体験するという試みを行いました。

▼前回の農業体験記はこちら


RRJ農業体験記 ~秋のお米の収穫体験 in 福島県~

2026年度は、昨年の体験から「さらに農業についての理解を深めたい」と考えたメンバーと、兼業農家であるメンバーが集まり、社内プロジェクトとして「農業プロジェクト(農業PJ)」を発足しました。

RRJグループでは、「共存共栄」という理念のもと、兼業農家として働くメンバーの活動を会社として応援しています。

今回の農業PJは、実際の農作業をともに体験しながら、兼業農家メンバーが担っている仕事や地域農業への理解を深めることを目的としてスタートしました。

今回は春の農作業として、「田植え」を実践した様子をお届けします!

田植えは段取り!

田植えには、主に下記のような工程があります。
・田起こし・・・乾燥した田んぼを耕運機で掘り起こす
・あぜぬり・・・田んぼの周りのへりに泥を塗る
・入水(にゅうすい)・・・水を田んぼに入れる
・代搔き(しろかき)・・・水を入れた田んぼの土を耕運機で攪拌(かくはん)し、平らに均す
・田植え・・・苗を植える

これだけの工程を経て、ようやく田植えを迎えることができます。
今回は、さっそく田植えの現場から見学・体験させていただくことになりました。

これから植えていく苗たち。ビニールハウスでここまで大切に育てられます。
ビニールハウスの苗

一輪車にたくさんの苗を積み込み、軽トラックに移します。
一輪車に載せられた苗
軽トラックに積まれた苗

田植え機に苗をセットします。同時に、肥料や散布する薬剤も積み込んでいきます。
田植え機に載せられた苗
田植え機に肥料を載せる

田んぼに田植え機を入れ、いよいよ田植え開始です!
今回は田植え機にも同乗させてもらいました。
苗が次々と植えられていく様子に興味津々です!
田植え機に乗るメンバー

さらに、田植え機の運転も体験させていただきました。
田んぼの泥にハンドルがとられてしまうため、まっすぐ走らせるのはなかなか難しいです!
田植え機を運転するメンバー

農業はチームワーク!

田植え機が田んぼを往復しているうちに、積み込んだ苗や肥料、薬剤はどんどん減っていきます。そのため、田植え機にすぐ補充できるよう、次にセットする苗をタイミングよく準備していきます。
苗を並べるメンバー

肥料や薬剤も手際よく補充します。
肥料や薬剤を補充するメンバー

そして、田植え機が転回(Uターン)したときに荒れてしまった田んぼの泥を、平らに均していく作業もあります。
泥を均す作業

田んぼに浮いている藁(わら)の回収も行いました。
この藁を放置しておくとガスが発生してしまい、美味しいお米作りに悪影響が出てしまうそうです。そのため、レーキを使って丁寧に藁をすくい取っていきます。
藁をすくう作業

こうして田植え機が苗を植えている間にも、マンパワーで行うべき作業がたくさんあります。それぞれが役割を分担し、やるべきことを把握して、次の行動を効率よくスムーズに起こすこと。これが田植え作業において非常に大切なのだと、身をもって実感しました。

草刈りにもチャレンジ!

農業PJのメンバーには、今回のために「刈払機取扱安全衛生教育」の講習を受けてきた頼もしいメンバーもいます。さっそく草刈りにもチャレンジです!
草刈りをするメンバー

こちらは「スパイダー」と呼ばれる草刈り機。エンジンで自走します。
主に斜面での草刈りに威力を発揮しますが、重量もあるため、コントロールがなかなか難しいです。
スパイダーで草刈りをするメンバー

こうして田んぼの周りをこまめに草刈りする必要があるのは、雑草が伸びたままになると害虫のすみかとなり、結果として稲に悪影響が出てしまうからだそうです。
特に夏場は雑草の成長が早いため、頻繁に草刈りを行う必要があり、それが一番大変な作業なのだと教えていただきました。

ここでちょっと休憩のひとコマ。青空の下で食べるゴハンは最高に美味しいです!
休憩するメンバー

安積疏水(あさかそすい)の歴史を学ぶ

日本三大疏水の一つである「安積疏水」。
かつて郡山の安積原野は水利が悪く、不毛の大地と呼ばれていました。安積疏水は、この安積原野に向けて猪苗代湖からの水を引いている重要な水路です。

明治12年から3年の年月を費やし、幹線水路の延長52キロメートル、分水路78キロメートル、トンネル37か所、受益面積約3千ヘクタールという壮大な安積疏水が完成しました。今回は、この歴史ある安積疏水を訪れました。

安積疏水の工事は、猪苗代湖の水を調整するこの「十六橋水門」から始まったそうです。
十六橋水門

十六橋水門の傍らにたたずむ、ファン・ドールン氏の像です。
オランダ人技師であるファン・ドールン氏は、当時政府の命を受けて実地調査を行い、その確かな調査結果によって、安積疏水の開削(さく)を政府に決断させました。
ファン・ドールン氏の像

安積疏水のおかげで、郡山の平野は豊かな稲作に適した土地へと生まれ変わっていきました。そして現代もなお、安積疏水は郡山の広大な水田地帯を潤し続けています。
安積疏水の水橋
安積疏水の水路

農業を知るということは、その土地が辿ってきた歴史や、先人の知恵・知識を学ぶことにも繋がります。現代までその尊い痕跡が受け継がれ、自分たちが今立っている田んぼに繋がっていることに、大変なロマンを感じました。

【参考・引用】
郡山市ホームページ 安積疏水

実際に田植えや草刈りを体験する中で、兼業農家として
日々農業に向き合うメンバーの大変さや技術、そして地域農業を支える責任の大きさ
を実感しました。
今後もRRJでは、こうした現場理解を深めながら、兼業農家メンバーの活動を応援していきます。

今回の農業PJは「春のアクション」として田植えを実施しましたが、今後は夏、そして秋の収穫にも参加を予定しています。
また次回の様子も、このRRJジャーナルでレポートしますのでお楽しみに!
ご覧いただき、ありがとうございました!